大五郎の葬式入門ブック

2018年01月26日

葬式の際に依頼をする読経の必要性

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日本人の葬式のスタイルで最も多いのが仏教式です。キリスト教式や神道式で執り行うこともありますが、そんなには多くはありませんし、圧倒的に多いのが仏教式です。仏教式と言っても宗派がたくさんあるので、どこの宗派で執り行うのかということも検討しなければいけません。昔はどこの家庭にも菩提寺がありました。檀家になっていて、葬儀や法事なども一切行ってくれることが一般的でした。しかし今は菩提寺がない家庭が多いです。自分がどこの宗派に属しているのかも分からないということも多いです。葬式の際に欠かすことができない読経もどこに依頼をしたらいいのか分からない、ということがあるでしょう。葬儀会社に相談をするのもよいかもしれません。紹介をしてくれますし、お寺に対するお礼もどれくらいにしたらよいのか、アドバイスを受けることもできます。読経はまず故人が旅立った時に行います。これは枕経と呼ばれています。納棺を行う前にまずあげるますが、お寺が決まっていないと中々依頼をすることができないと言われています。お経があるとどうしても悲しい雰囲気になってしまう、ということもあるので、最近では読経を一切行わない形式の葬式もあります。故人が好きだった音楽を流すという方法もあり、宗教的な儀式ですが、あまり宗教に捉われないような自由な形式を選ぶ人も増えてきています。それでもお経は故人が迷わず旅立てるための案内のようなものだと考えられているので、寺院に依頼をする人はまだまだ多いです。

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