大五郎の葬式入門ブック

2017年06月28日

お葬式を行う日本の歴史とは、どういうものだったか

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お葬式の歴史として日本ではどういう風に行われていたのかとても気になります。縄文時代、遺体を土に埋める方法が最も主流で焼くという疑念はありませんでした。安らかに天国に行って欲しいという願いがあり、これは現代にも受け継がれている気持ちです。

そのまま土に埋めるのではなく、体育座りのように固めた体勢のまま行われていました。時代が流れて行くと共に、故人が大切にしたものや刀などの道具と一緒に埋葬を行いました。ですがこれらの方法は位が上の者に行われる事が多く、一般庶民は縄文時代と変わらぬ方法を取っていました。

火葬が取り入れられたのは飛鳥時代です。ですが、この時代でも優先的に火葬が出来たのは上の位のものだけで、まだ一般庶民には浸透していませんでした。時代が進むごとにお墓の疑念が生まれたり、宗教などが存在し始めるなど人の死の受け入れ方も徐々に変わってきました。

生まれたからにはいつか死ぬというように、何度も何度も生と死を繰り返して今の時代が存在します。火葬がタブーだと思われた時代もありますが、再開して欲しいという声が大きかった為、義務化に繋がりました。時代によって方法は異なりますが、感謝の気持ち、安らかに旅立って欲しいという願いは時代を超えて通じています。

なお、生き返り、魂は何度も繰り返すなど人によっては死は救済だと考えている人もいます。今の時代は宗教によって行い方が異なります。先祖が行なっていた方法を受け継いでする事が多いですが、時代と共に少しずつ変化も取り入れられています。

今後の方法も時代が変わるにつれ、変化を浴びていく事があります。なお、人の寿命は昔に比べると格段に伸びています。理由として美味しいもの、医療の発展によるものが大きいです。葬式の規模として家族葬といい、身内のみで行われる事も増えてきたので葬式に対しての考え方も変わってきました。

葬式の歴史は続き、故人が亡くなっても人の心の中で生き続けていきます。

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